「TAS5711は20W出力、高効率なステレオBTL駆動のデジタルパワーアンプICです。
一本のシリアルデータ入力で2つの別々のオーディオチャンネルの処理と最高級のデジタルオーディオプロセッサとMPEGデコーダーのシームレスな統合を可能にしました。
デバイスは広範囲にわたる入力データとデータ信号を扱います。
完全にプログラム可能なデータ・パスは、内部のスピーカーアンプにこれらのチャンネルを送ります。
TAS5711は外部ソースからすべてのクロックを受けるスレイブのみのI2Cデバイスです。
TAS5711は、入力されるサンプリングレートに従い、384kHzから352kHzの間のスイッチングレートのPWMキャリアーで動作します。
4次ノイズシェイパーと組み合わされたオーバーサンプリングは20Hzから20kHzまで均一なノイズフロアーと優れたダイナミックレンジを提供します。」
と、以上データシートより抜粋した5711の性能の慨要です。
4~5年前にトランジスタ技術の裏表紙の広告でTAS57XXシリーズを知った。
目を引いたのが2.1chを構成できる機能だった。
ワンチップに2.1chアンプが組み込まれている、そんな都合のいいデバイスがあるなんて、気が利いてるね!テキサス・インスツルメンツさま♡。。
実際はADコンバータやSPDIFレシーバ、USBコントローラーなど入力に応じた前処理は外付けなのでワンチップではなかったのだけど、
シングルエンドで4つのパワーアンプとDSPが小型のICチップ(7mm×7mm×1mm!)にまとめられているのだからスゴイ。
しかもそれらDSPの設定はグラフィカルな環境で設定できるので、言語によるプログラムの経験がなくってもノープロブレム!
DSP入門者のボクにドはまりじゃん。
GUIのエディット画面。 |
TAS57xxにはオープンループのタイプとクローズループのタイプがあって、音質が優れるのは当然クローズループタイプです。
残念ながら5711はオープンループだけど、今回の目的は「DSPをいじる」なので、これでいーのだ。
TAS57xxシリーズラインナップ。 |
あとTAS57xx用のコントローラーは”MC57xxPSIA”といって、購入すると4,5万円するみたいですが・・・・(汗)。。
TAS5706EVM2のユーザーガイド(slou220.pdf)にMC57xxPSIAの回路図が載ってたので、
試しにユニバーサル基板に組んでみました。
ボクのラフな配線が悪いのか、全く動作しなかった。(笑っていいんですよ・・・。)
そのうち業者に発注したちゃんとしたPCBでまた作ってみるので、うまくいったら報告します。
(2012/3/22追記)
上記のTAS5711のPCBを差し上げます。興味のある方ぜひご連絡を。いっしょにTIのDSPを勉強しましょう。
メールいただいた者です。
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よろしくお願いいたします。
Hi can you share schematic ?
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