2010年6月29日火曜日

"DecoPAプロジェクト Vol.8"

TLSサブ・ウーファーこんな感じ。

典型的なクラッシックスタイルのTLSです。
音道の長さは1.92mでその共鳴周波数は27Hzになります。
これは使用するユニットの最低共振周波数と同じにチューニングしてあります。
TLSはバスレフや密閉型と違ってキャビネットにユニットを取り付けても
ユニット自身の最低共振周波数はさほど上昇しません。
しかもチューニング周波数以下が急激に減衰することなく緩やかに減衰するので、
少なくとも
20Hzくらいまでは実用的なレベルで再生できる
ものと思われます。
ス・テ・キ。。。
運搬するときのために上下で二分割できるようにしてあるよ!







2010年6月20日日曜日

"デコスピ at  ”てのひらまつり”"

PAというシステムを考えるとき
たとえば
大出力のシステムからフロア全体に音を拡散させる一般的な方法よりも
複数の小出力システムをフロアの各所に設置する方法のほうが
アダルトでストレスのない音響空間を演出できるんじゃないなの?
デコスピだけじゃなく、そんなことを妄想してる人が増えてるみたい。
先週出掛けた”てのひらまつり”
まさにそんなそんな妄想が具現化したようなイベントだったのでした。

”てのひら”を一言でいうなら
”オーガニック・コラボ・アートフェスティバル”といったところでしょうか。
ウェブ上にも大量の関連サイトがありますのでぜひご参考ください。

”てのひら”のサウンドシステムは
1 ジャンク・カーステレオ
2 ジャンク・スピーカー
3 ジャンク・カーバッテリー
の三点を1セットして、
8セットくらいが会場となるキャンプ場の各所に配置されていました。
ライブやトークセッションの模様はメインステージのFMトランスミッターから送信され
会場の各システムのカーステレオに配信されます。
ステージのポータブルPAも含め各システムの電力、つまりカーバッテリーは
すべてソーラーシステムによって充電されます。
だから”てのひら”の会場には野外イベントに憑きもののジェネレーターと呼ばれる
発電機が一台もありません!
発電機のモーター音やエンジン音のようなノイズは、
気付かないようでも無意識のうちに案外ストレスに感じているものです。
はっきり自覚してる人もいるし
少なくともわたしはその音が大嫌いでした。

出力を分担させることによる無理のない出音と
発電に起因するグラウンドノイズを排除したクリーンな音空間。
オーガニックなパーティーにふさわしい”音”でした。