2011年10月5日水曜日

"DecoPAのアンプ"

DecoPAのアンプ構成
DecoPAはメインシステムの右左の2chにサブウーファー1台をプラスした、いわゆる2.1chのシステムです。
ホームユースのオーディオではよくある構成ですが、実はこの2.1ch。PAにも向いているシステムなのです。
低域は方向性がないので右左に分ける必要性が低く、どちらかというと左右の音がクロスオーバーすることによって起こる音質の劣化を避けるためには左右の低音を分けないで一か所から出したほうが音質的に有利なんですね

え~。それではDecoPAのアンプ達の紹介。

2.1ch(3D)プリアンプ
ラックの真ん中にあるツマミの二つ付いた小さい箱が2.1ch用プリアンプ。
DJミキサー等から送られてくる2MIXを1chにまとめ3次ローパスフィルターで低域だけ通してサブウーファー用の信号を作るためのプリアンプで、US製の3D用ウーファーアンプのプリアンプ部のコピーして作ったもの。
この回路はよく使うけどかなり重宝している。
別の基板で、信号を分配するディストレビューター(自作)も組み込んだ。

パラメトリックイコライザー
下の2段はベリンガーのパラメトリックイコライザ「ULTRA-Q PRO」。
試作で4種類のパライコを設計自作してみたけど、ことごとく発振器になってしまう。
ギブアップ!で、ここはベリ様のお世話になりました。
一台は元から持っていたが、もう一台はヤフオクで落とした。
2.1chプリの手前で分岐させた12面体スピーカー用の2MIX信号にイコライザーをかけて12面体スピーカーをコントロールする。
12面体スピーカーは基本的には密閉型なので低域をアンプで持ち上げて使うべきなのです。

パワーアンプ
ラックの上段にはまっているツマミのないケースがパワーアンプ。
ここも自作でいくのにはまだ時間がかかりそうなので、とりあえず安価な完成基板を組み合わせてパワーアンプを作ってみた。作るってほどでもないけど・・・・。


http://www.parts-express.com/pe/showdetl.cfm?Partnumber=320-300 
オーディオマニアにも評価の高いTripathのICを使用した高音質なアンプ基板。
ヒートシンクにノっかってるファンがかわいい。

かわいいいけどこのファンによる冷却効果は大きい。かなり心強い。
コネクターが実装されているので配線がラクチンだよ。
100W×2で一枚$40.00。安すぎる。
確かに安いのは助かるけど、モノには適正な価格があるべきだ。
手放しでは喜べない。

電源はイーター電機のBSE30SA-1Uというスイッチング電源基板。 ↓
出力は30V/5.5Aで約150W。
この電源回路の基板を鑑賞してみると・・・、抵抗だけでもいろんな種類のを使い分けてあるし、それらの抵抗を基板から浮かせている高さもところによってさまざま。しかし、きちんと割り出された高さに浮かせてあるようですし、キャパシタの足元にフェライトビーズ通してあったり、イーター電機のノウハウが凝縮されている基板って感じです。
いつかデコスピもこんな電源回路が作れるようになりたいです。
価格は¥5,680とお手頃な価格。安すぎることなく気持ち良く購入できた。
(標準的な価格帯よりはかなり安いですけどね。)

上記のアンプと電源を2枚ずつ買ってジャンクのケースに実装しました。
パワーアンプの電源がトータルで300Wと、若干心もとない気もしますが、しかし。
電源もアンプも効率のいいスイッチング者ですので、効率の悪い従来の半導体アンプの600wくらいに匹敵すると思う。かなりおおざっぱに言えばですけど。

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