”TLS”方式のスピーカーはここ10年くらいでオーディオマニアの間に広まった方式ですが、
一般的にはまだまだ知名度の低いスピーカー方式です。
「一方の端が閉じている管の中では波長の1/4で共振が起こる」という現象を利用したスピーカ方式です。
オーソドックスなのは先細りのホーンに吸音材をたっぷり詰め込んだタイプですが、直管や、開口に向かって広がっていくタイプもあります。
有名なのは”PMC”というメーカーですが、BOSEの”ウェーブシステム”なども”TLS的”といってよいと思います。タイムドメイン方式で有名な”Yoshii9"も直管タイプのTLです。自作スピーカーマニアに人気の”TQWT”タイプは開口に向かって広がるタイプのTLです。
音の特徴
- 超ネアカ・サウンド。
- タイトで深~い低域。
そして、高い次元での正確な低域再現能力こそTLの最大の特徴です。ジャ~~ン。
ただ、より低い低音が出るだけでなく、それらの低音は入力に対して反応の早い良質の低音だということです。
とかく低音の輪郭とは潰れ易いものですが、TLだとクッキリ聴かせてくれますYo~~。
しかも比較的小口径のウーファーで実現できるというのだからアータ!こんなイイ話しがあっていいのでしょうか?!
TLSのデメリット
- コーンが動き易いために、例えばトランスミュージックのキック(バスドラム)のような一瞬に大きな音圧が立ち上がるような、突発的な音ではコーンが動き過ぎてクリップし易く、パワーを入れ難い。(バスレフや密閉型だとキャビネットの内圧がクッションになってパワーを入れ易い)
音響系というか空間系の音源ならTLにおまかせです。
あとアコースティック系の音源が得意とよく言われています。
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